お酒によく合う、オトナのパフェ「モモブクロ」
旅行に行けば訪れたくなる「雪印パーラー札幌本店」があるなど、アイスクリーム文化を誇るまち、札幌。お酒の締めにパフェを食べる習慣も以前からあったといいます。2015年に、その食文化に注目して市内7店が「札幌シメパフェ推進委員会」をつくり、共同でPRをはじめたところ、シメパフェを出すお店が急増。いまでは若い女性だけでなく、40〜50代のサラリーマンまで客層が広がっているといいます。
さて、そんな札幌の食文化が東京にもぞくぞく進出。6月1日に誕生した夜パフェ専門店「モモブクロ」。池袋駅から歩いて5分ほどの、池袋西一番街のビル地下1階にあります。周りは完全に飲み屋さんばかりの一角。
店は午後5時から。いさぎよく夜のみの営業です。連日、行列ができており整理券をくばっているほどです。
店内は細長く、30席ほど。ナチュラルなウッドカウンターが目を引く、ショットバーのような空間です。この日も、すでに店内は満席で女性グループが9割ですが、勇気をもって入ってくる男性客も若干名。
「モモブクロ」のパフェは、リキュールなどのお酒を使っているのでお子様はNGの大人専用パフェ。しかも厳選した旬のフルーツを使って作られるため、その時の市場の仕入れ次第で、いつまであるかはわからない期間限定メニューであることが特徴です。
また、すべてのパフェがお店の創作で作られており、メニューの数は常時6種類程度に絞られています。そのため、1つのパフェが非常にたくさんのパーツからできているので、単純に「イチゴが食べたい」とか「チョコ系で」というふうには決められません。じっくり読みながら「今日の気分はコレかな〜」と悩む時間も楽しいものです。
約15分後、運ばれてきたパフェの見た目は、まるでポップアート。スプーンを手に、どこから最初に食べようかとドキドキ。
食べてみて驚いたのは「見た目よりも全然、甘ったるくない!」ということ。ソルベやジェラートはむしろ、素材の自然な甘味が生かされているという感じです。また甘みと酸味のバランスや、食感の変化が計算されていて、最後の一口まで飽きさせません。
オーナーシェフの橋本学氏が「パフェはデザートの宝石箱」と宣言するとおり、さまざまな味がグラスのなかで混ざり合うのを楽しめます。そしてパフェと一緒に、コーヒーやドリンクをセットで注文することができます。
実は、この夜パフェ専門店「モモブクロ」ではアルコールメニューも豊富です。まだ飲みたい人と飲めない人が、あともう一軒だけ...というときに入りやすい配慮かもしれません。ドリンク類はセットで注文するとパフェ代プラス300円〜と非常にお得。次回はウィスキーを飲みながらパフェというのもありだな、と、夜パフェ「モモブクロ」の魅力にすっかりはまってしまいました。
Information
夜パフェ専門店 モモブクロ
所 在 地:豊島区西池袋1-40-5 名取ビルB1階
営業時間:17:00~24:00(金・祝前日は~25:00)
土曜15:00〜25:00、日祝15:00〜24:00(L.O.閉店の30分前)
定休日:なし
電話番号:03-6914-1839(予約は20時まで可)
※この記事は2019年8月29日時点での取材による情報です。