ゴルフをしてみたいと思ってる方はこの秋から早速始めてみませんか
Vol.46 / 2015, 08
コースデビュー
日本には、2,000近いゴルフコースがあると言われています。その中には、プロのトーナメントで使用されるコースから、初めての方でもまわりやすいコース等があります。
初めての方は、周囲のゴルフ好きの方に連れて行ってもらいましょう。
コースに出ると感じるのは、練習場と芝の感じが違うや、傾斜や障害物がある所で打たなければならない等、練習場とは勝手が違うことが多いかと思います。そこで、いきなりコースデビューしないで、コースを利用したレッスンがあったりもします。
1)スタート前
初めてのコースは、緊張するので時間に余裕を持って行動をしましょう。スタート時刻の1時間くらい前を目安に到着すると良いでしょう。ゴルフ場に着いたら、受付でチェックインをし、ロッカーキー等を受け取ります。チェックインの方法は、ゴルフ練習場やホテル等と同じです。 ロッカーでゴルフシューズに履き替えたら荷物をしまってキャディマスター室前に移動しましょう。 ゴルフ場によっては、グリーン練習場や打ちっぱなし練習場が併設しているところがありますので、準備運動と軽い素振り等をしてみてください。打ちっ放しの練習場がある場合は、練習を思い出す意味でも何球か打ってみてください。 その他わからないことがあったら一緒にまわるメンバーに色々、聞いてみてください。誰もが通った道なので優しく教えてくれると思います。
2)第1打
ティショットを打つ順番は、くじ引きが用意されていますので通常はそれで決めます。また、年齢順などで打つケースもあります。ただし、第2ホール以降は、スコアの良かった順にティショットしていきます。 また、ケガの防止として、他の人がティショットを打つ時は、ティグラウンドに立ち入らないようにしましょう。ティグラウンドに入ったら、前の組との距離を充分に取り、危険性がないかを確認してから、いよいよ第1打目を打ちましょう。 初めてのゴルフコースで初めてのティショットとなると、緊張感が増しますし、緊張するなとも言えません。そんな時は、ボールだけを見て打つのが良いとされています。
3)第2打
2打目以降は、原則としてカップから遠い順に打って行きます。ただし、プレーの進行を早めるために、順番を変えて打つ場合がありますので上級者の指示に従ってください。いくつかのホールをまわり余裕が出てきたら、同じ組のメンバーと談笑したり、景色を楽しんでみてください。一緒にいる時間が長く同じ組のメンバーと仲良くなれるのもゴルフの良いところでしょう。
4)OB
各ホールには、境を示す白い杭が埋められており、その杭を超えるとOB(アウトオブバウンズ)になります。この場合は、1打分付加した後に元の位置からの打ち直しになります。
プロでもOBはつきものなので、気にせずに打ち直すようにしましょう。
5)「ファー」と聞こえたら
「ファー!」というのはボールが飛んでくる合図です。「ファー」とゴルフ場で叫んでいる人がいたら、カートや木陰に隠れるようにしましょう。逆に、隣のホールや前の組に届きそうなボールを打ってしまった場合には、ボールが飛んだ方向に「ファー」と叫ぶようにしましょう。「ファー」と聞くと遠くへと思い走りだす方もいますが、本来の意味は、「フォア」と前方の意味で発音しているものが大声を出すことで「ファー」となっているようですが理由は、諸説あるようです。
6)グリーン上
グリーンは、ホールの締めくくりとして、小さなカップにボールを入れる場所になります。
そのため、マナーも重要になります。
グリーンの芝生は、歩くだけでも沈んだり寝てしまう可能性があり、パッティングに影響が出る場合があります。また、グリーン上を走ったり、クラブを投げたりする人がいますが、これも芝生を傷つけたり、はがしたりする可能性があるため、グリーン上では、静かに速やかに行動するように心がけましょう。
グリーン上はメンバーが揃う所ですので、グリーンを読み切って入れたロングパットは、注目の的となるでしょう。
7)ランチ
ゴルフコースでの楽しみのひとつにランチタイムがあります。9ホール目が終わった先には、レストランが併設されているゴルフ場が多く、地産地消のものやご当地グルメを楽しむことができるゴルフ場もあります。ただし、後半のゴルフプレーを考えて適度な量に抑えることをおすすめします。
コース終了後
1)お疲れ様でした。
18ホール終了後は、スコアの確認を行います。極力、ホールごとにスコアを記載するようにしましょう。初めてのコースのスコアは、数えるのも大変な打数になっているかもしれませんが、それだけ、上達する延びしろがあるので長く楽しめると思います。
初めてのコースでは、緊張感や慣れない道を歩くために疲れもたまりますが、着替えをする前にクラブハウスのお風呂に入ってさっぱりすると疲れが取れてリラックスできます。お風呂の後は、一杯が非常においしく感じられる瞬間かと思います。くれぐれも運転手の場合は、飲まないようにしてください。
2)最後に
ドライバーで飛距離を誰よりも出したときや、思い通りのポイントに打てるようになったときには、さらにゴルフが楽しくなっていると思います。次の機会に備えて練習に励みましょう。ただし、「初心忘れるべからず」です。スランプやスコアが伸びないタイミングが出てきますが、その場合は、スコアを気にせず、ゴルフを楽しんでいるかを再確認してみてください。