ブラジルのスーパーフルーツ!「アサイー」のすべて
Vol.41 / 2015, 03
ハワイのヘルシー朝食として日本に紹介された「アサイーボウル」。実はブラジルが発祥って知っていましたか? 日本でも、カフェの定番になりつつあるだけでなく、食品スーパーでドリンクやピューレも販売され、ポピュラーになり始めています。そんなアサイーの食べ方やオススメのレシピを、アサイーのパイオニア、フルッタフルッタさんに伺いました。
そもそもアサイーって何?
まずはみなさん、「アサイーボウル」を食べたことはありますか?
アサイーボウルとはアサイーのスムージー上のペーストにシリアル、バナナ、イチゴなどのフルーツをトッピングしたもの。
ジェラートのような食感と、その濃厚な見た目とは違ってさっぱりとした味で、牛乳をかけたシリアルとはまた違ったおいしさです。
アサイーとは、ブラジル産のヤシ科の植物(右の写真で、葉の下に茂っている黒っぽいツブツブが果実です)。和名ではワカバキャベツヤシと命名されています。アマゾンの熱帯雨林に自生し、大きくなると高さ25mまで背を伸ばします。赤道直下の紫外線と猛烈な豪雨にさらされる過酷な環境のなかで、種子を守るために多くの栄養を蓄えています。
果実のかたちはブルーベリーに似ていますが、種が大きく可食部分はわずか2〜5%ほどしかありません。果肉は傷みやすいため、日本には冷凍ピューレや乾燥粉末といったかたちで輸入されています。
ブラジルではピューレ状のアサイーを、キャッサバ芋や魚のフライ、干し肉などと一緒に、食事として食べているそうです。
スーパーフルーツと呼ばれる理由
栄養価の高さから、アサイーは「神様がくれた果物」とも呼ばれています。ポリフェノールはブルーベリーの約18倍(※)、食物繊維はごぼうの約3倍、カルシウムは牛乳の約3倍、鉄分はほうれんそうの約2倍。骨や肌の形成に必要なアミノ酸は18種類も含まれており、他のフルーツと比較してもアサイーは断トツの抗酸化力を秘めています。
※アサイー数値:無水物換算値/フルッタフルッタ社調べ 比較食材:五訂増補食品標準成分表 参照
アサイーはベリーのような色と見た目から、酸っぱい味を想像してしまいますが、甘みも酸味もあまり強くなく、ボリフェノール特有のわずかな渋みと風味がします。ですので、他のどんな食材と混ぜても味のじゃまをしないのが特徴。りんごやバナナ、オレンジなどのフルーツはもちろん、チョコレートやヨーグルト、牛乳や豆乳などとも相性よし。いつものドリンクにお好みでアサイーをミックスして、栄養価を高めて飲むのがベターです。
ミックスドリンクやスムージー、アサイーボウルは定番ですが、冷凍ピューレは "素材"として使うことができるので、お菓子作りや料理に取り入れるのもおススメです。サラダドレッシングや肉料理のソース、焼き菓子、ゼリーなど、アサイーの抗酸化パワーを日常の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
フルッタフルッタの冷凍ピューレ
「冷凍パルプ アサイー」100g×4袋入り
アサイーの実を収穫してすぐに搾汁・冷凍した濃厚ななピューレ。アサイー100%無糖タイプ。はちみつやオリゴ糖、リンゴジュースやバナナなど、お好みで混ぜて使えます。
「アサイースムージーミックス フルッタスペシャル」100g×4袋入り
ガラナシロップをブレンドした加糖タイプ。