大人のクリスマスを楽しむ 世界のクリスマス菓子大集合!
Vol.37 / 2014, 11
今年は試してみる?!まだ知られていないクリスマス菓子
4. イギリスのクリスマスプディング (Christmas pudding)
レーズンやプラムなどのドライフルーツやナッツがぎっしり詰まった蒸しケーキの「クリスマスプディング (Christmas pudding)」。さらにブランデークリームという濃厚なクリームをお好みでかけて食べます。
その昔はアドベントの始まりの日曜日(クリスマスの4週間前)に、家族全員で作るのがしきたりだったそうです。材料を合わせたら、みんなで代わる代わる混ぜ合わせながらお願い事をするそうです。そして12月25日まで熟成させ、クリスマス当日温め直して食べたそうです。
日本ではあまりなじみのないスイーツですが、輸入食品スーパーやネット等で、英国の菓子メーカー「Walkers」のクリスマスプディングを買うことができます。100gのミニサイズから売っているので、まずは一口試してみては?
5. イタリアのパネトーネ(Panettone)
パネは"パン"、トーネは"大きい"の意味を持つ「パネトーネ(Panettone)」。パンとケーキの中間のような軽い食感で、それぞれの家庭のレシピで作られ続け、家族や友人とお祝いどきに交換する"幸運の贈り物"とされてきました。
本場のパネトーネには、イタリアのコモ湖周辺で培養される自然酵母「パネトーネ種」を使うのが決まりです。この酵母は、軽い食感と豊かな香りの秘密であり、約6ヶ月もの長期保存がきくのがその理由です。ふかふかとやわらかい軽い食感と、ほのかにワインのような良い香りが続きます。
なお意外なことに、ペルーやブラジルなど南米各国でも、クリスマス菓子として「パネトン(パネトーネのスペイン語読み)」が定着しています。これは、イタリア系移民の実業家が広めたようで、クリスマスにはパネトンという習慣が1960年代になってから根付いてきたようです。パネトンの世界最大の生産量を誇るのは今やブラジルの企業(BAUDUCCO社)というから驚きですね。
6. スペインのトゥロン(Turrón)
焙煎したアーモンドなどナッツ類とハチミツ、砂糖、卵白から作るヌガー菓子をスペイン語では「トゥロン(Turrón)」といい、クリスマスの伝統菓子とされています。本場ではクリスマスディナーのあと、濃いめのコーヒーや食後酒のリキュールと一緒にトゥロンを楽しむそうです。
ハードタイプやソフトタイプ、マジパンタイプのものやココナッツを固めたものなど、豊富なバリエーションがあり、スペインの植民地であったベネズエラ、キューバ、メキシコ、アルゼンチンなど中南米の国々でもクリスマスにトゥロンで祝う地域があります。 その昔、南米ではヨーロッパ産のアーモンドや蜂蜜は贅沢品。領主が作らせていたお菓子の材料を、クリスマスには特別に使用人にも分け与えたことがきっかけだそうです。一年に一度のごほうびの味、さぞかし甘かったことでしょう。
伝統のクリスマス菓子には、大勢で分け合って食べるものや、何日か食べつづけるものなどが多く、日本の古い儀式にも通じるものかもしれません。食べ物の形や飾り付けに意味をもたせることも、おせちなどと似ているように感じます。華やかな街に繰り出すクリスマスもいいけれど、一晩くらいは静かに大人のクリスマスを楽しみたいですね。
7名様
赤坂の老舗ドイツパン屋「カーベー・ケージ」のシュトレンを7名様にプレゼント
フレッシュバターのみを使用し、ドライフルーツやナッツの香り高さを十分に引き立てているシュトレンです。 ドイツで修行してきたオーナーが、香料やスパイスをドイツから取り寄せて本場の風味を再現しています。
アレルゲンについては下記ページよりご確認ください。
http://www.kb-keiji.jp/?pid=51754997
[賞味期限] 常温保存で60日
応募締め切り
2014 年 12 月 14 日(日)18:00
※ 当選発表は発送をもって代えさせていただきます。
※プレゼントのご応募は終了致しました。 たくさんのご応募ありがとうございました。
K-B KEIJI(カーべー・ケージ)
赤坂で40年間愛され続けるドイツのお菓子とパンの老舗。
【住所】
港区赤坂6-3-12
【電話番号】
03-3582-6312
【営業時間】
7:30~19:30
土曜と祝日は8:00~15:00
【定休日】
日曜
【ホームページ】
http://www.kb-keiji.jp/