食で味わう映画の世界
ラムチョップのグリル チョコレートソースがけ「ショコラ」より
Vol.26 / 2013, 12
大統領の執事の涙
原題:The Butler
監督:リー・ダニエルズ
出演:フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー、ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、
キューバ・グッティング・Jr. 他
2014年2月15日(土)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
【公式ホームページ】http://butler-tears.asmik-ace.co.jp/
【配給】アスミック・エース
彼は、見ていた。
7人の大統領に仕えた黒人執事
世界の中心(ホワイトハウス)の知られざる物語
アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガン...7人のアメリカ大統領に仕えた、ある黒人執事の"知られざる"人生をたどる、感動の物語。「ワシントン・ポスト」紙に掲載された記事が映画製作の発端となった。監督は『プレシャス』でアカデミー賞に輝いたリー・ダニエルズ。執事セシル・ゲインズは、アカデミー賞主演男優賞を受賞した名優、フォレスト・ウィテカーが演じた。ほか、アメリカを代表する名司会者のオプラ・ウィンフリーやジョン・キューザック、ジェーン・フォンダらに加え、ダニエルズ作品には欠かせないマライア・キャリー、レニー・クラヴィッツといったミュージシャンまでが集結。豪華共演と映画の完成度が話題を呼び、全米初登場1位を記録、1億ドルを超える大ヒットとなった。
綿花畑の奴隷として生まれたセシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー)は、一人で生きていくため、見習いからホテルのボーイとなり、ついには、大統領の執事にスカウトされる。以来30年間をホワイトハウスで過ごし、7人の大統領に仕えてきた。キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争...目の前で時代が大きく揺れ動く中、セシルは忠実に働き続ける。黒人として、そして身に付けた執事としての誇りを胸に。だが、執事であると同時に"夫"であり"父"でもあった彼は、世界の中枢にいながらも家族とともに歴史に翻弄されていく。理解を示す妻とは別に、白人に仕える父の仕事を恥じ、反政府運動に身を投じる長男。兄とは逆に、国のために戦う事を選びベトナム戦争へ志願する次男...。激動の時代の中で、彼が世界の中心で見たものとは? そして人生の最後に流した、涙の理由とは...。
劇場鑑賞券のご応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。