β版製品やユニークな新製品が集まる
"共同"ショーケース
JR有楽町駅・東京メトロ日比谷駅そばの有楽町電気ビル南館1階、晴海通りに面して「B」のロゴが際立っているのが「b8taショップ有楽町店」。おしゃれなライフスタイル雑貨店のような入りやすい雰囲気にひかれて店内に入ってみると...。
約80坪の店内にはデザイン家電らしきものや、デジタルガジェット(目新しく、興味をそそる小型の電子機器)など、あまり他では見たことのないような製品がずらりと並んでいます。ひと目では何に使うのかわからないものも、すべて手に取って試してみることができるのがうれしいところ。商品説明は横に置かれたタブレットでじっくり読むことができます。
黒いユニフォームで揃えた店舗スタッフがいるのですが、売り込みは一切なし。(商品の前に立ち止まっている人への商品説明の声がけはありますが)見て試すだけでもいい、すぐ欲しくなれば買えるし、後で家電量販店に行ってもいいし、ネットショップで買ってもいいという柔軟なスタイルが、これまでの小売店とはまったく違うところです。
迎えてくださったのはベータ・ジャパン合同会社、カントリーマネージャーの北川卓司さん。b8taは北米のシリコンバレー発祥の企業で、日本2店舗を含め世界で約20店舗を展開しています。
「b8ta は2015年に第1号店をシリコンバレーのパロアルトでオープンしました。創業者はGoogleのグループ企業から独立したメンバーで、ひとりはWii最盛期の任天堂で北米のリテールディレクターをしていたこともある人物なんですよ」。
なるほど、だからデジタル・ガジェットのマーケティングに強いんですね。
「海外のメーカーだけでなく、『立地のよい場所に新製品のショーケースをもちたい』という日本の企業からもたくさん問い合わせをいただいています。1商品6ヶ月間というブース契約のようなかたちでメーカーと契約していて、展示商品は毎月少しずつ入れ替わっていきますので、いつ来ていただいても新しい商品と出会えると思います」。
ホームセンター大手のカインズや花王、キャノンといった大手企業もユニークな新商品を出品しています。デジタル好きな男子だけでなく、食品(ショップでは試食のみ)や化粧品、スポーツグッズまで幅広い商品が並んでいるのでカップルで訪れても楽しめそうです。
たとえば、このAIペットロボット『MOFLIN(モフリン)』は、アメリカのクラウドファンディングKICKSTARTERで1400人に支持された大ヒット商品。先日TV情報番組「スッキリ!」でも紹介されました。
うさぎを思わせるモフモフな毛並みのロボットがまるで生きているように動いたり、甘えた鳴き声を発します。内蔵されたAIによって"自分の感情"を進化させながら、持ち主だけのペットに育っていくという面白さ。たまごっちやAIBOを生んだカワイイの文化の国、日本発というのもうなずけます。
巣箱のような充電器で、「眠っている」あいだもかすかに鳴いたり動いたりする...見ているだけでムズムズしてしまいます。その感覚をぜひ、実際に「b8taショップ有楽町店」で感じてみてください!
AIペットロボット MOFLIN(モフリン)
KICKSTARTERでの予約販売は終了しています。次の販売開始は2021年末以降までお待ちください。
https://www.shop.vanguard-industries.com/
※この記事は2021年1月28日時点での情報です。