10:30日本映画の魅力に触れる
一面緑に囲まれた姿が印象的なこちらのラピュタビル。このビルの1階と2階にある名画座「ラピュタ阿佐ヶ谷」。1950年から1960年代に製作された作品をスクリーンで観ることができる希少な施設として、遠方から足を運ぶ方も多いのだそうです。今回は支配人の石井 紫さんに施設をご紹介いただきました。
ロビーには監督や俳優さんのサインやグッズ、上映映画のポスターなどが展示されています。ちなみに展示されているポスターは上映当時の現物のもので、コレクターなどのお客様からお借りして展示されているそうです。
映画館は外階段を登った先にあります。フィルム上映にこだわるラピュタ阿佐ヶ谷では、客席後方のガラス窓から映写機を間近に見ることもできます。
1950年~1960年頃、年間500~600本の作品を上映していたこの時代は、映画が娯楽の王様と呼ばれていました。日本映画といえば、黒澤明監督や小津安二郎監督の印象が強いと思うのですが、この当時は映画のジャンルが多様化されていた時代。きっと古き良き日本映画の印象を覆すような作品に出会えると、石井さんは仰っていました。
大きい座面の椅子がズラリと並ぶ館内。48席と小規模ながらゆったりと映画を楽しめる空間になっています。
普段は館内のスタッフの方々で上映する作品を選ぶのですが、今の時期は開館20周年を記念して番組が構成されています。お客様からもう一度観たい映画のリクエストを募って、その中からスタッフの方が厳選した作品を上映しています。いわばラピュタ阿佐ヶ谷の20年間の想いが込められたこの特集。これまで日本映画を観たことがない人も、日本映画を知る良いきっかけになるのではないでしょうか?
詳しい上映作品やスケジュールは公式サイトよりご確認ください。
【公式サイト】http://www.laputa-jp.com/laputa/program/20th_anniversary/
石井さんが思う阿佐ヶ谷の魅力
背伸びをせずに歩ける街。個人商店などが多く生活に寄り添った過ごしやすい街。映画館に来るお客様も映画を観た後にふらっと街の古本屋などに立ち寄る人が多いのだとか。様々な文化に触れることができる、阿佐ヶ谷は芸術的な一面も感じられる街なのです。
Information
ラピュタ阿佐ヶ谷
所 在 地:〒166-0001 東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-12-21
上映スケジュール:サイトよりご確認ください。
チケット料金:
一般:1,200円 / 会員:800円 / シニア(60歳以上)・学生:1,000円 / 水曜サービスデー:1,000円
お問合せ先:03-3336-5440
URL:http://www.laputa-jp.com/laputa/main/
13:00ぬくもり溢れる空間で本格的フレンチを堪能
ラピュタ阿佐ヶ谷と同じ施設の3階にある「山猫軒」。シェフの菊地 茂さんはフランスのノルマンディーという地域の農家でホームステイをしながら、バスク料理という郷土料理を勉強されていたそうです。バスク地方はフランスとスペインの両国にまたがる地方で、ここではお魚の料理などの地域に根付いた素朴で優しい味バスク料理という郷土料理が有名。菊地さんはここで学んだ調理法を生かして、産地にこだわった、体に良い有機野菜などをふんだんに使ったフレンチベースのお料理を提供しています。
店内は自然の古木や土壁で出来ており、大きな窓から日の光が優しく差し込む、ぬくもり溢れる空間。阿佐ヶ谷の街の印象とゆったりと流れる穏やかな時間、素朴で優しい味わいの料理、と全体のイメージを菊地さんは大切にされているそうです。
今回はそんな山猫軒で人気のランチコースをご紹介!
ランチメニューは3種類。
・MENU A
前菜+主菜+プチデザート (2,100円 税別)
・MENU B
前菜+主菜+デザート (2,700円 税別)
・MENU C
シェフおまかせフルコース (3,900円 税別)
オードブル盛り合わせ+魚料理+肉料理+デザート
前菜+主菜+プチデザート (2,100円 税別)
今回は季節ごとに味わえるお食事が異なる、おすすめのランチメニューのMENU C シェフおまかせフルコースをご紹介いたします。
オードブル
バスク風赤ピーマンと鱈のグランダード
口の中で柔らかく溶ける赤ピーマンとバケットの相性は抜群!
大西洋に面するバスク地方。その地域で獲れる鱈を使用して、郷土料理を再現した一品です。
パルム産生ハムと洋梨の水菜サラダ
生ハムの絶妙な塩加減と洋梨のフルーティーな香りの相性は抜群です。長野県の農家から取り寄せた、新鮮で安全な無農薬の野菜をふんだんに使用しています。
キノコの温かいポタージュスープ
時期によって異なる5.6種類のキノコを煮込んだ温かいスープ。旬のお野菜のキノコを贅沢に味わえます。
丁寧に作られた3品を1プレートで味わえる贅沢なオードブル。
美しい見た目と3品の味わい深い組み合わせもじっくりとお楽しみください。
旬の魚料理
オマール海老のポアレ 白子のフリット添えオマール海老ソース
オマール海老の殻の香りに合わせてほんのりカレー風味に仕上げたお料理。肉厚なオマール海老と、海老と野菜の旨味がしみこんだピラフ、柔らかな白子との贅沢な組み合わせを楽しめます。
肉料理
ヒレステーキ 赤ワインソース
柔らかなお肉と、ほんのり苦い赤ワインの味が口の中でそっと混ざり合う絶品の一品。不動の人気のメニューとしてお客様から愛されています。ステーキもお魚料理も同時にいただけるメニューは、ランチではこのシェフおまかせメニューだけです。
デザート
ココナッツ風味のブランマンジェ ぶどうとバニラアイス添え
3種類から選べるデザート。季節によって使用する食材を変えてアレンジされるデザート。これからの季節、りんごや洋梨などを使用したデザートが登場するかもしれません。
菊地さんが思う阿佐ヶ谷の魅力
派手ではないが、静かで落ち着いた街で新たな楽しみを来るたびに発掘できる街です。山猫軒はそんな街に馴染むような、心地の良い空間づくりにこだわっています。季節の食材を堪能しながら体に良いものを取り込める山猫軒で、心地の良い時間をお過ごしください。
Information
山猫軒
所 在 地:〒166-0001 東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-12-21
営業時間:ランチ 11:30~15:00(LO 14:00) / ディナー 18:00~22:30(LO 21:00)
定休日:毎週月曜日/第1・第3火曜日
(月曜日が祝日の場合は営業、翌日の火曜日に代休となります)
お問合せ先:03-3336-5445
URL:http://www.laputa-jp.com/yamaneko/
14:30阿佐谷神明宮でお参りを
国家の最高神とされている天照大御神(アマテラスオオミカミ)をお祀りしている、「阿佐谷神明宮」。近年の御朱印ブームもあって、女性の参拝者が見られます。厳粛な雰囲気の中でお参りをして、心を静かに清めてみては?
Information
阿佐谷神明宮
所 在 地:〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北1-25-5
URL:https://shinmeiguu.com/
15:00ジェラートを片手に街歩きに出かけよう
阿佐ヶ谷では有名な人気のジェラート店「Gelateria SINCERITA」。フレーバーは定番のメニューから季節ごとに変わるフレーバーまで数十種類以上から選べます。旬の素材の味を生かした手作りのジェラートはシンプルながらも飽きがこない優しい味わい。今回は定番のフレッシュミルクとさっぱりとしたヨーグルト風味の2種類をいただきました。甘いミルクと少し酸味のあるさっぱりとしたヨーグルトの風味の相性は抜群です。
Information
Gelateria SINCERITA
所 在 地:東京都杉並区阿佐谷北1-43-7
営業時間:11:00 〜 21:00(年中無休)
URL:http://www.sincerita.jp/