面白ボードゲームを一挙公開
カエルの子はカエル「クイビット」
クイビット(Quibbit) | |
---|---|
プレイヤー人数 | 2~4名 |
対象年齢 | 7歳以上 |
プレイ時間 | 15分 |
原産国 | リトアニア |
発行年 | 2016年 |
こちらは単純なルールながら、少し戦略が必要です。舞台は睡蓮の葉の上。自らはカエルとなってどうにか、自分の色のマスに着地できるようにほかのプレイヤーの思考を読んで行動しなければなりません。自分の色のマスに着地できなければ、手札を没収されてしまい、最終的に手札を使い切ってしまった時点で脱落となります。最後まで睡蓮の葉の上を回り続けられたプレーヤーが勝利となります。
手札には「1~5」の数字があり、これは各自が一回で進むことのできる歩数になります。一斉にカードを出して、「数がより小さく」「より後方にいる」人から順番に、カードの数字通りに自分のカエルを進めていきます。ただし、空いているマスにしか着地できない(前方のカエルは飛ばして進む)ため、動かす順番によっては想定していたマスに着地できず、使用した札を失ってしまいます。一発逆転に賭けるなら、先頭のカエルを追い越す以外にありません。
コツは自分以外のプレーヤーが持っている札(残っている数字)が、何であるか覚えておくこと。相手の「歩数」が推測できれば、自爆を誘うことも可能です。注意すべきは、決して自棄をおこさないこと。流れを読まず、先頭のカエルを追い越すことだけに専念すると、酷い目にあいます。4人でプレイしたのですが、どのカードを出すのか駆け引きが面白く、人数が多いほど面白いと思います。
震えと戦う「キャプテン・リノ」
キャプテン・リノ(Super Rhino!) | |
---|---|
プレイヤー人数 | 2~5名 |
対象年齢 | 5歳以上 |
プレイ時間 | 10分 |
原産国 | ドイツ |
発行年 | 2010年 |
主役はパッケージでビルをよじ登る、「リノ」です。プレーヤーは順に「床の形にあった柱を立てる」→「手札から床カードを出して上に重ねる」動作を繰り返します。柱はカードを折り曲げただけで。カード一枚分という恐ろしく軟弱な基礎の上に次々と増築を繰り返していきます。
最終的にいち早く手札をなくすことを目指しますが、これだけではありません。重ねられた床カードの種類ごとに効力があり、順番を変えたり、連続してもう1、2枚出せたり、自分にとって有利な展開を作り出すことが可能です。
そして、何より、「リノ」の目印のついた床カードを置くと目印の上に「リノ」のマスコットを置かなければなりません。
今いる場所から、上下左右の床・柱に触れないようスッと抜き取って、頂上の指定された箇所に置きます。但し、ご覧のとおり目印は床カードの端!失敗すると・・「リノ」がビルの頂上から落ちてしまう・・だけではありません。
なんと、ビルごと崩壊!
この時、全員から「あーっ」と一斉に叫ばれます。
終始、手の震えが止まらず、息をするのも慎重になるのがこちらのゲーム。ぐらつくテーブルや、エアコンの風が直接当たる場所でのプレイは、絶対に厳禁です。
自分が信じられない「コヨーテ」
コヨーテ(COYOTE)日本語版 | |
---|---|
プレイヤー人数 | 2~10名 |
対象年齢 | 10歳以上 |
プレイ時間 | 15~30分 |
原産国 | イタリア |
発行年 | 2015年 |
プレーヤーは各自1枚のカードを引き、自分だけに見えないように掲げます。すると、自分以外のカードはすべて見えるということになります。これらを頼りに、全員が持っているカードの数字の合計を推理して、超えないと思う数を順に言っていきます。「超えた」と思ったら「コヨーテ!」と唱えます。この後、答合わせをして超えていれば唱えた人の勝ち・直前に数を言ったプレイヤーの負け、超えていなければ唱えた人の負けとなります。
数は「1~20」中には、「マイナス」や「x2」、などの特殊カードもあるため、自分が何のカードを持っているのか、慎重に推理しなければなりません。
ルールだけ説明すると、すごく難しいようですが実際は簡単。遊びながら自然とルールが覚えられます。
相手の表情から自分のカードを読み解くという特性上、大人数で遊ぶと間違いなく盛り上がります。
ボードゲームは大人になって遊んでも楽しい
テーブルを囲んでゲームで遊ぶのは「子供の時」以来でしたが、夢中になって遊んでいるうちに、時間が経つのがあっという間に感じられました。何より、初めてのボードゲームも代表の岩井さんが丁寧にやさしく教えてくれますので、安心して遊ぶことができました。すっかりボードゲームの魅力にはまってしまいました。また遊びに来たい...けれど、一人で来てもいいのでしょうか?
「『コロコロ堂』では、木曜夜に『夜コロ』というイベントを開催しており、イベントでは一人で遊びに来るお客様も大勢いらっしゃいます。お客さん同士で一緒にゲームを楽しんでいただけますし、初心者の方でも大丈夫です。ゲームの前にしっかりルールの説明をさせていただきます。一人の方も遠慮せず、遊びにきてください。」(岩井さん)
初対面同士でも、ボードゲームを通してだと自然と交流できるというから、不思議です。
今回ご紹介したゲームは、子供でも年配の方でも誰とでも遊べる簡単なルールばかりです。
ぜひ、ご家族やお仲間との大切な時間にご一緒に遊んでみてはいかがでしょうか。
Information
ボードゲームカフェ コロコロ堂
住所:東京都文京区根津2-19-4 根津逢初二号館 二階
電話:080 - 7000 - 8651
営業時間:12:00 - 24:00
定休日:月曜日(祝日は営業いたします)
URL:http://korokorodou.com/