インド発祥のヨガとスペインのフラメンコ舞踊に精通するヨーガ・セラピスト。都内、杉並、中野、新宿のカルチャークラスで教えている。著書に『がんばらないらくらくヨガ』(清流出版)。いくつになっても楽しく元気でいたい方のためのヨガクラスを、都内各地で展開中。
お天気が悪い日に起こるカラダのメカニズム
水分と老廃物を体内に溜めないことを心がけましょう
梅雨は日本の四季で一番ゆううつな時期かもしれません。湿度が高くなり、気温が上昇するので、ムシムシうっとうしく、何となく皮膚の内側がむくんでいるような感じがします。
むくみとは、水がたまって冷えている状態をいいます。成人のカラダの60〜65%は水でできており、水分をぐるぐる循環させながら生きていますが、循環に滞りがおきると血管やリンパ管から水分がにじみ出し、細胞の周りにたまってしまうのです。
特にこの季節の湿気は、蒸し暑く感じるわりに、カラダには"冷え"をもたらすので要注意です。カラダを冷やすとさらにむくみが進行するという悪循環に陥ります。自律神経のバランスが乱れて倦怠感や食欲不振、頭痛や古傷が痛むといったさまざまな自覚症状を引き起こします。まずはカラダを冷やさないように気を付けましょう。昔から『梅雨明けまではひじ、ひざを出すな』といわれていますので、これは誰でも対処できるもののひとつです。冷たい飲み物を避けたり、長めに湯船につかるなども効果的でしょう。
もうひとつ、空気中の湿度が上昇すると、汗が蒸発しにくくなるため皮膚呼吸が妨げられ、呼吸が浅くなります。呼吸が浅いと、体内に毒素が溜まりやすくなります。そのため、肝臓などの消化器に負担がかかり、おまけに気持ちもドーンと重くなり、"意地悪"にもなりやすいのです。
寝転んでできるオススメのヨガのポーズ
呼吸を深くするために、寝転んでできるヨガのポーズがオススメです。まず両腕を開き、両足のかかとを揃えます。右膝を90度になるようにあげ、骨盤を回転させてからだをねじり、ウエスト部分に刺激がかかるようにしながらゆっくり10秒ほど呼吸します(写真)。息を全部吐き終えてから元に戻り両足を揃えます。そして反対の脚も行います。ご自分のペースで3〜5セット繰り返してみましょう。梅雨の時期に毒素が溜まりやすいといわれている肝臓、脾臓と胸郭(胸のろっこつ部分)に刺激が加わり、余分な水分が代謝し、冷えも解消してスッキリしますよ。
また、深い呼吸、腹式呼吸を心がけて横隔膜が活性化されると、自律神経が副交感神経優位になりやすくなります。「あれ、何だかリラックスできている! よし、今この瞬間はとっても快適だ!」と脳もまたご機嫌になりやすくなります。どんどんホルモンが分泌され始め、感情的にうれしくなったり、楽しくなったり、幸せを感じやすくなってくるのです。そこに好みの香りが加われば、脳はもっと喜びますね。
梅雨は爽快な季節ではありませんが、植物の生長や実りの秋を迎える大切な準備の時期でもあります。小さな工夫と心遣いで、梅雨を楽しく過ごしていきたいものですね。
呼吸を深くするためのアイテムを使ってみよう
オリバーリッチ 「ウォータリングフレグランス」18種
イライラ(=交感神経の興奮)を押さえるには、意識的に深呼吸をすることがオススメです。アロマの力を借りて深呼吸を行えば、気分もリフレッシュできて相乗効果になりますね。
アロマというと、トロっとした精油を想像しますが、オリバーリッチの製品は水溶性。水に非常に溶けやすい性質で、手持ちのディフューザーで気軽に使えるアロマです。しかも天然精油・天然エキスにこだわった自然な香りが全18種類。「ゆず馬路村」「ひのき四万十」など日本の香りもラインナップされています。
水100mlに対して2〜3滴を希釈して使います。効率よく香りを拡散できるうえ、高い持続性もあります。美しいパッケージデザインでギフトにも最適な一品。
問合せ: オリバーリッチ
cheero「日本製快眠ガジェット Sleepion」
「Sleepion」は、睡眠研究30年の清水教永氏(大阪府立大学名誉教授)と開発した、音・光・香の3要素を組み合わせ、科学的に睡眠障害の改善をサポートする世界初の製品です。
「香」=天然アロマのディフューザー機能。アロマは熱ではなく、スピーカーユニットの背圧を用いて拡散させるので、お子さまやペットがいるベッドルームで使っても安心です。
「音」=自然界の音から構成されたヒーリングサウンドを発信。ドーナツを半分にカットしたような形状は音のノイズをなくし、サウンドの発信源を感じさせない、自然で広がりのある音場を創り上げます。
「光」=眠りの導入に最適な月明かりを再現したLED照明。睡眠に最適な明るさと、ロウソクのような揺らぎが、睡眠効果を高めてくれます。
問合せ: Cheero(チーロ)