ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンクの 玉越さんにふるさと納税の特徴や寄附のしかたについてお話をお伺いしました。
ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を企画・運営しておりますが、都心にいながら「ふるさと」を身近に感じてもらえる場所を作りたいという想いのもと、WEBだけではなかなか伝わりづらい魅力的なお礼の品や、実際に寄附金によって地域に生まれた変化をお伝えできるよう、有楽町に「ふるさとチョイスCafé」を2016年7月にオープンしました。
JR「有楽町」駅から徒歩1分(約80m)の新有楽町ビル地下1階の立地にあり、ふるさと納税に関するセミナーから個別相談も開催しています。ご来店いただいた多くの方に実際に、ふるさと納税をしていただいています。ふるさと納税をしてみたいけれど、いまいちよく分からないとお思いの方は「ふるさとチョイスCafé」で一緒にふるさと納税をしてみませんか?スタッフが丁寧にご案内させていただきます。店内には、ふるさと納税でもらえるお礼の品の一部を展示しておりますので実際に手に取って見ていただくこともできますし、お礼の品の食材を使用したおむすびやお茶もご用意しておりますのでカフェとしてもご利用いただけます。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税と言う言葉を良く耳にするようになりましたが、ふるさと納税を一言で言うと、自治体への寄附です。
地方間格差や過疎などによる税収の減少に悩む自治体に対しての格差是正を推進するための新構想として、2008年、第1次安倍政権のときに創設された制度になります。
2014年のふるさと納税の総額は341.1億円だったのが、2015年には1470億円と約4.3倍に増えています。また、適用者数も43.5万人だった2014年から2015年には、129.5万人と約3.0倍に増加し、ふるさと納税をこれから始める方やリピータになっている方も増えています。
出典:2016年8月2日総務省発表のふるさと納税に関する現況調査結果の概要より
ふるさと納税の特徴
利用者数や寄附金額が増加するふるさと納税ですが、どのような点に魅力や特徴があるのでしょうか。
1.寄附先の自治体によってはお礼の品がもらえます。
ふるさと納税をすると食べ物や工芸品等、各地域のお礼の品がもらえる場合があります。 お礼の品は、地域の産業や企業をアピールするものになりますので寄附者によっては、次は購入したいと自治体や商品提供を行うお店にお問い合わせされる方も増えているそうです。
2.実質的な負担額が2,000円(税金から控除される)
ふるさと納税を行い確定申告した場合、その年の所得税からの還付と翌年度の個人住民税から控除されます。所得税控除額、個人住民税控除額ともに2,000円を超える部分が対象となります。 例えば4万円の寄附をした場合、所得税からの還付と住民税からの控除額を合計すると3万8千円になる場合があります。つまり、人によっては2,000円の負担でお礼の品が貰える上に、地域に貢献できるのです。
※寄附をする方の収入や家族構成等に応じて控除上限額は変わりますのでご注意ください。
※課税所得に応じて自己負担金は2,000円以上になる場合があります。
3.日本で唯一、税金の使い道が指定できる制度です。
ほとんどの自治体で、寄附をする「使い道」が選べるようになっています。
例えば「震災復興」一つとっても、震災の何に使ってほしいのか?あなたのお金をあなたが使ってほしいものに選択することができる素晴らしい制度です。自治体により様々な「使い道」がありますので、皆さまが「これだ!」と思う使い道に寄附をしてみてください。
※自治体によっては「使い道」の選択がない場合もございます。詳細は各自治体にお問い合わせください。
4.ふるさと納税する先は、生まれ故郷でなくてもいいのです。
複数の地域への寄附、生まれ故郷以外への寄附という行為を通じて、第2第3のふるさとのようにその地域に興味を持つ方が増えています。きっかけはお礼の品、寄附金の使途、友人のふるさとや旅行先で見つけた街だからなど様々です。
これらの魅力や特徴から多くの方に利用されるふるさと納税ですが、実際に寄附をするとなると「どの自治体に寄附すればいいの?」や「税金の控除を受けるための方法がわからない。」など様々な不安があると思います。次のページでは、私が実際に寄附した「ふるさと納税体験」などを掲載しています。
※掲載の徒歩分数は分速80mとして算出しており、端数を切り上げてあります。
※一部イメージ画像を使用しています。