新たな新宿駅のランドマークとして誕生した
「JR新宿ミライナタワー」
2016年3月に完成した「JR新宿ミライナタワー」は、新宿駅新南口の新たなランドマークとして商業施設やオフィスが入る複合施設です。3階と4階は、タクシー乗り場や高速バスターミナル「バスタ新宿」へも直結しています。また、JR「新宿」駅ミライナタワー改札を出た先に商業施設「NewWoMan(ニュウマン)」があり、1階から7階までファッション関係からお食事やお土産を扱うお店まで様々なアイテムが取り揃えられていて、仕事帰りや休日の利用だけでなく、旅行や帰省時のちょっとした買い物にも利用できる複合施設になっています。お時間があるときは、「NewWoMan(ニュウマン)」を見るだけでなく、「バスタ新宿」から高速バスがどこへ出ているのかを調べてみるのも面白いかもしれません。
「JR新宿ミライナタワー」から甲州街道を西に進むと右手に見えるのが、世界的デザイナーを輩出する「学校法人文化学園」の校舎
「JR新宿ミライナタワー」から甲州街道に沿って右手に新宿副都心を眺めながら進むと、左に大きなビルが見えてきます。オフィスビルに見えるのですが、「学校法人文化学園」の校舎になります。日本で初めて洋裁教育の学校として認可され、1927年(昭和2年)には現在の地(渋谷区代々木)に移転してきました。様々な文化やトレンドを発信する新宿駅に近いという土地柄もあり「文化学園」からは世界でも活躍するデザイナーが数多く巣立ち、今でも第一線で活躍されている方も少なくありません。併設されている文化学園服飾博物館は、「衣」をテーマにした博物館です。衣類や染織品が展示されていますので、一度見学してみましょう。日曜・祝日などが休館日になりますので詳細は、こちらからご確認ください(http://museum.bunka.ac.jp/)
文化学園の校舎を背に西新宿方面を見ると都庁などの様々な高層ビル群を見ることができます。甲州街道から外れる前に喫茶店などで一服されると大都会らしい雰囲気が味わえます。
「新宿」駅から1km以内で唯一広がる住居専用地域
さらに甲州街道を西へ進むと首都高速4号新宿線の高架が見えてきます。甲州街道をまっすぐ進むと東京オペラシティや新国立劇場がありますが、今回は首都高速の高架がある西参道口の交差点を明治神宮方面目指して左に曲がります。 そのまま南方向に8分(約600m)ほど歩くと参宮橋が見えてきます。
現在の参宮橋は、小田急線の線路の上に架かる橋ですが、線路が敷かれるまでは河骨川(こうほねがわ)に架かる橋だったようです。この川は、暗渠化してしまい流れを見ることはできませんが、唱歌「春の小川」のモデルになった川と言われています。小田急線「参宮橋」駅と「代々木八幡」駅の間には、春の小川の歌碑が設置されているので歌碑を確認してみてください。
「学校法人文化学園」の校舎の裏側の路地から明治神宮や代々木公園に向かっては中低層な住宅街が続きます。大通りに沿って歩くと高いビルや中高層なマンションが続くため住宅街であるかを確認できませんが、文化学園の裏手の路地を少し歩いてみてください。新宿駅の傍とは思えない住宅街が広がっています。新宿駅からわずか1kmの距離にこんな閑静な住宅街があったことに驚きます。
掲載の徒歩分数は80m=1分として算出(端数切り上げ)しています。
コラム
新宿御苑や明治神宮外苑は何区にあるかご存知ですか。新宿御苑は、新宿区だけではなく敷地の一部が渋谷区になっています。また、明治神宮外苑は、新宿区ですが各スポーツ施設のうち秩父宮ラグビー場のみが港区になっています。ちなみに最初にご紹介したJR新宿ミライナタワーは、新宿区と渋谷区にまたがっています。