この冬すぐに大活躍! 今期話題の生活家電
Vol.49 / 2015, 11
その4
空気清浄機をインテリアとして選ぶ時代に
薄型でスタイリッシュな
シャープ「S-style(エス-スタイル)」プラズマクラスター空気清浄機FP-FX2
独自の「プラズマクラスター」技術により、自然界と同じように+と−のイオンで空気を浄化するシャープの空気清浄機は、これまでもファンが多かった製品。しかし形がいまいち医療器具のようで味気ない...というのが、お部屋のインテリア性にもこだわる方の悩みでした。
今期、シャープは「S-Style(エス-スタイル)」と名付けてその形状を一新。トンボの羽の原理に習い、ファンの摩擦抵抗を小さくすることで、従来品の2分の1の薄さのスタイリッシュなボディを実現しました。これなら、これまでの大きさでは置きにくかった場所にも、すっきりと収めることができますね。
側面にある窓からライトアップされた送風ファンが見えるので、空気をきれいにする様子とその効果を視覚的にも捉えることができます。同じカタチの加湿器も発売されています。
また、海外製品ではデザイン性を重視するあまり「操作方法がわかりにくい」といったことも起こりがちですが、このS-Style(エス-スタイル)は使いやすさを重視し、上部に操作ボタンを備えています。ご高齢者の利用も配慮している点が、日本製品らしい特長です。
その5
煮込み料理を簡単に、
ヘルシーに自動調理してくれる電気無水鍋
シャープHEALSIO(ヘルシオ)ホットクック
「無水鍋」ってご存じですか? 鍋の中を密閉し、野菜などに含まれる水分だけで調理することにより、少しの調味料で味が中まで染み込み、ビタミンなどの栄養素の流出も最小限に留められるという、ロングセラーのお鍋です。そんな健康志向に優れた無水鍋を、シャープは調理家電として新たに開発し直しました。栄養面からのメリットに加え、家電だからできた完全自動化で、忙しい主婦を強力にバックアップしてくれます。
たとえば、鍋に投入した食材の量をセンサーが自動検知し、加熱の判断をしてくれるので、焦げ付くことなく作ることができます。内ぶたの裏には、撹拌用のアームがセットされていて、調理中の適切な「かきまぜ」も自動で行います。コツがいる「火加減」のため、調理中は鍋から離れられなかった煮物や即席麺も、スイッチひとつでおまかせできます。
朝食の用意のついでに夕食の材料を入れておき、時間をセットするだけで、帰宅時間に合わせてアツアツのお料理ができてしまう便利さ。商品名のホットクックには「HOT COOK」だけでなく、「放っとく」という意味も掛けているそうですよ! 冬のあったかメニューに、大活躍しそうです。
その6
室内で手軽に燻製おつまみを作って
おうちバルをもっと楽しく
パナソニック スモーク&ロースター「けむらん亭」NF-RT1000
もうひとつ、調理家電の話題の新作をご紹介します。手作りのスモーク(燻製)料理がしばらく前からブームになっていますが、これまでは主に夏のアウトドアシーンで行うもの。猛烈に煙が出るので、冬に屋外に出て作るのは寒いですよね。と、これまでの常識をくつがえすべく登場したのが、この「けむらん亭」。高性能な除煙機能と脱臭機能により、なんと、室内で燻製ができてしまうというものです。
このロースター型の燻製機の使い方は、付属の容器に燻製チップを敷き、アルミ箔などでフタをして、具材に合わせてタイマーをセットするだけ。チーズやベーコンといったおなじみの食材のほか、野菜やたくあん、梅干しの燻製もアイデア次第で作れてしまう、燻製界の革新的な道具といっていいでしょう。
ワインやウイスキーと抜群に相性のよい燻製料理を、この冬、ホームパーティーで楽しんではいかがでしょうか?