ココジカ

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ビールはいま、贅沢さで勝負!
今夏飲みたい、プレミアムなビール

Vol.33 / 2014, 07

ビールの世界では、お中元ギフトのニーズに応えられる超高級志向が進んでいます。 今夏も大手ビールメーカー4社から、「プレミアム」と名付けられたワンランク上のビールが出そろいました。今年のいち押し製品&こだわりはどこなのかを各社に訊ねると共に、オススメの飲み方も教えていただきました。

SUNWOOD CLUB MAIL MAGAZINE Vol.33

★ ラガービールとエールビールの違いとは?

日本の大手メーカーがつくるビールは、比較的低温(6〜15℃)で熟成発酵させるタイプの「ラガービール」が主流です。発酵が終わると酵母がタンクの底に沈むので「下面発酵」という名が付けられています。冷蔵設備が整った現代ではこちらのほうが大量生産に向いているため、世界的にもラガービールの比率が高くなっています。
一方「上面発酵」は、比較的高い温度(18〜25℃)で発酵し、フルーティな香り成分を作り出す酵母を使います。発酵中に酵母が浮上し、上面に酵母の層ができることからこの名が付けられています。イギリスのビールは現在もこのタイプが多く残っており、「エールビール」と呼ばれています。
なお、日本の大手メーカーでは上面発酵後に熱処理を加えているため、イギリス式の熱処理をしないでつくる狭義のエールビールと区別する意味で、本記事では「エールタイプ」と記載しています。

サントリー

期間限定のエールビール「ザ・プレミアムモルツ<香るプレミアム>」

エールタイプビール/アルコール度数6%

ザ・プレミアムモルツ<香るプレミアム>

希少品種のダイヤモンド麦芽、最高級のザーツ産ファインアロマホップ、天然水100%仕込みといった従来のプレミアム・モルツのおいしさに加えて、フルーティな香味を生み出す「上面発酵酵母(★ ラガービールとエールビールの違いとは?)」を使用して作ったエールビールです。夏にふさわしい、爽やかな香りが特徴です。

和食と合わせることを想定した繊細なビール「和膳」

ラガービール/アルコール度数3.5%

和膳

まず目を引くのが、アルコール度数が3.5%と低めなこと。ぐいぐい飲んで酔うのではなく、繊細な和食と共にゆっくり楽しむためのビールという位置づけは新しいものといえるでしょう。和食の合わせだしにヒントを得て、厳選した5種類の麦芽を使って、ていねいにうまみを引き出しているとのこと。口当たりが柔らかで、これまでビールの辛さやキレが苦手だった人でも食事時に手を伸ばしやすい商品といえそうです。

アサヒビール

コクとキレに自信あり「アサヒスーパードライ・ドライプレミアム」

ラガービール/アルコール度数6%

アサヒスーパードライ・ドライプレミアム

ロングセラーの「アサヒスーパードライ」のシルバー缶に対し、高級感のある金色の缶がひときわ目を引く「アサヒスーパードライ・ドライプレミアム」。 アサヒビール門外不出のスーパードライ酵母と、希少価値の高い国産ゴールデン麦芽、特徴的な爽やかな香りをもつアマリロホップなど、選りすぐった素材を使って醸造にもひと手間余計にかけたビールとなっています。 アルコール度数は通常のビール(5.5%)よりも高い6%にして、コクとキレをより際立たせています。

夏でもおいしい黒ビールカクテル!
「アサヒスーパードライ-ドライブラック-」「ドライブラックBAR STYLE」

ラガービール/アルコール度数5.5%

アサヒスーパードライ-ドライブラック-

黒ビールといえば一般的に甘みが強いのですが、アサヒが作ったのは「辛口の黒ビール」。キレ味がよくて、香りが高く、世界の黒ビールの常識を変えた商品です。今年は北米産ホップの使用比率が高められ、さらに爽快でキレのある味わいになっています。暑い日も迷わず缶を開けたくなる、すっきり系の黒ビールと言えそうです。

カクテル

オススメは、氷を入れたグラスに氷点下まで冷やした「アサヒスーパードライ-ドライブラック-」をゆっくり注いで、柑橘系(レモン、ライム、オレンジなど)を一切れグラスに絞り、ミントを添えたカクテル。柑橘の香りが爽やかで夏にピッタリです。
他に、カルピスを1分目入れたグラスにドライブラックを注いだり、黒ビールにコーヒー(グラスに注いだドライブラックの泡の上にインスタントコーヒーを振りかけて飲む)を加えるのもオススメです。

※掲載の情報は発行月時点の情報であり、現在とは異なる可能性があります。