グレーや白を基調とした空間に温もりを添える、木目調のキッチン。冷蔵庫置場を移動してあいたスペースに収納棚も新設。S様がダイニングテーブルをオーダーメイドで仕上げた際に余ったムク材を使って作り上げた
以前は天井隠蔽エアコンを採用していたため、空間全体に圧迫感が生じていたそう。エアコンを壁掛けタイプに変更し、下がり天井部分を20cmアップさせることに成功。以前よりも明るく開放的な空間を実現している
洗練された都会的なデザインのミーレ製・洗濯機がマッチするシンプルな洗面室。洗面化粧台のシンクは学校の理科室などに設置されているもの
当初は廊下に金属製の既成のランドリー棚の設置を希望していたが、見映えを考慮してコートなども掛けることができるシンプルな棚を提案。すっきりと納めている
玄関フロアは大判タイルに交換。施工時に玄関周りの壁を解体した際、カビが発生していたため、以前より厚い断熱材を入れ直し、快適な居住空間を追求
「お風呂を少しでも広くしたい」とS様は、以前と同じ設置スペースで浴室内部が幅・奥行とも5cmずつ広くなるユニットパスに交換。「ミニマム」に徹し、ミラーや追い焚き機能がなく、タイルなどの装飾もない、シンプルデザインの製品を選択している
サンウッドの新築分譲マンションを購入し、12年暮らしたS様。「住み替えも考えましたが、今の住まいの場所や建物は気に入っているので、リフォームを行うことでこのままここに暮らしていきたい」。こうしたS様の思いに応え、住宅設備・内装交換を中心に、夫婦二人が暮らしやすい快適なリフォームを追求しました。
S様の趣味嗜好は明確でした。「ミニマム」や「シンプル」、「高いデザイン性」という言葉がぴったり。例えば、内装は白を基調とし、造作した収納には余計な扉を設けていません。また、洗面室に学校の理科室などに使われるシンクを使うなど、クールなマテリアル感が魅力的です。
限られた空間の中で、収納力もしっかりアップ。冷蔵庫置場を移動し、キッチン隣にワゴンを内蔵した収納スペースを新たに設置。また、トイレ内の収納をキッチン側から使える収納に変更。廊下にも棚や、洋室の収納内部にはハンガーパイプを新設するなど、今住んでいるからこそ気付く、キメ細かな収納計画が光ります。
S様がサンウッドの分譲マンションを新築で購入し、 暮らし始めてから約12年。まだまだ老朽化が進行しているわけではありませんでしたが、末永く 暮らし続けるために住宅設備・内装の交後を実施。また、32平米という限られた空間に、以前は天井隠蔽エアコンを採用していたため、下がり天井が大きく、圧迫感も悩みの一つでした。
S様の内装の趣味は、はっきりしていました。例えば、「浴室にはミラーや追い焚き機能はいらない」 、「収納にも扉は必要ないJなど、「ミニマム」が一貫しているのです。デザインにおいても、洗濯機はミーレを愛用し、以前から学校の理科室などに使われるシンクを洗面化粧台に採用しているなど、強いこだわりがある方でした。S様とは何度も打ち合わせを行い、イメージの共有に時間をかけました。S様には「リフォームをやってよかった」と喜んでいただき、大変嬉しく思います。