既存建物
昨今、マンションのリノベーションで人気のあるタイルの一つがレトロエイジタイルです。
サンウッド広尾の敷地に建っていた昭和41年築のベルナハイツは、今ではレトロエイジタイルと呼ばれるタイルが貼り込まれた重厚感のある建物でした。
広尾散歩通りにある昭和の雰囲気を感じさせる廣尾湯も色違いにはなりますが門構えをレトロエイジタイルで化粧しており、この辺りの街並みを創り出していたことが伺えます。
エントランス
以下の写真はベルナハイツのA棟エントランスです。
床材やガラス扉の桟のデザイン、受付からエレベーター横の灰皿までもレトロ感があります。
もし、ここが店舗であればカフェや雑貨屋さん、観葉植物のお店など、この雰囲気を踏襲したまま内装を計画したくなります。
バルコニー
バルコニーの形は現代ではなかなか計画することのない形状でとても凝っています。
外観が単調にならず、マンションの特徴となっています。
完成から54年を経て味わいのあるベルナハイツを惜しみつつも取り壊し、サンウッド広尾がこの土地に2020年6月に竣工します。
ベルナハイツと同様に街の景観となり長く愛され続けるマンションとなることを願っています。